
前回まででトヨタ自動車・安全自動 車・Honjyoによる洗車ツール共同開発の 流れをご紹介してきましたが、このまま だと単なる自慢話になってしまいます よね(汗)。しかし、その背景には、これ からの「自動車業界と洗車を取り巻く環 境」を考える上で、とても重要な視座が あるんです。 現在、国内の整備士を含めた整備要員 は約40万人。平均年齢は約45歳になって います(その内、カーディーラーは約35歳 /兼業・専業店は約50歳...整備士転職 支援サイト記事より引用)。私も今年で ちょうど45歳。そろそろ腰痛や肩こりが 気 になりだす年頃です( 苦 笑 )。 ここで腰痛や肩こりの話をすることは一見、雑談や冗談のようにも見えますが、そもそも、今回の共同開発のテーマは「整備スタッフの作業省力化」。つまり、「腰痛や肩こりを軽減する」=「自動車整備の重 労働の緩和」であり、人材確保や従業員 のケアなど、未来を見据えると避けては 通れない重要な経営課題と地続きにな っています。 もうひとつ着目すべきは男女比。40万人の整備要員の内、女性整備士はわず1.7万人です。男女平等が進む社会とはいえ、やはり自動車整備の世界はまだまだ女性にはきつい面も多く、定着が進ま ないのだとか。しかし、人手不足が叫ばれる昨今。女性のみならず、高齢者や外 国人も貴重な戦力となっていくことは間違いありません。昔ながらの男性的 な努力・根性・体力などを前提とした風 土や環境の改善が急務になるのではな いでしょうか。 こうした課題を解決するためにはじま ったのが今回のプロジェクトだった......と考えれば、全てがつながります。現場の風土や環境を変えるには時間や費用が かかる。でも、日常の作業で使い続ける 洗車ツールから変えていくことで、内側から働きやすい状態をつくっていこう。 こうした発想は中小企業でも十分に取り入れられるものだと思いませんか。 秋は展示会シーズン。弊社も全国各所の工具展示会などに出展する予定ですが、未だに「たかが洗車道具が、数万円もす るの?」などと言われることもあります。 もしもHonjyo製品が「高い!」と感じたら、「その価格に見合う価値はなんなのか?」を聞いてください。「WASHMAN」によって洗車台数・洗車時間・人件費などの コストがどれだけ削減できるのか......をしっかりとご説明させていただきます。
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